山の遊び方はいろいろ
2019年からいよいよ本格的にスタート!
バリエーションルート歩き、ナイトハイキング、ビバーク体験など山の遊び方は色々。
アドベンチャー要素が色々盛り込まれているアドベンチャーディバズの
ファストパッキングプログラムです!
「ファストパッキング」という言葉を最近よく聞くようになってきましたが、どういう意味なのだろうか?
"FAST" は「 速く」という意味で "PACKING"(パッキング)は荷物などを「詰める」という意味です。
ファストパッキングは、「バックパッキング」(テント泊縦走)という言葉から来ていて、「縦走用の荷物を詰めたバックパック(BACKPACK)を背負って速く(FAST)移動する」ということです。
「バックパックを背負って速く移動」と言われても、かなり幅広い。
走っている人もいれば、歩いている人もいます。
しかし、トレイルランとバックパッキングを両方楽しんでいるアドベンチャーディバズでは、両方組み合わせた遊び方をファストパッキングと呼んでいます。つまり、「バックパックを背負って、山を歩いたり走ったり」しています!
いつもよりもう少し速く、もう少し長く移動して、同じ時間の中でもっと沢山の景色に出会ったり、もっと色々な山に登れたり、もうちょっと遠くへ行けます!
さらに荷物を軽くすると体への負担が減り、重たい荷物を担ぎあげることより、周りの景色をもう少し楽しむ余裕も出てきます!
山に泊まる道具を全部持っていつもより速く移動するためには、荷物を軽量化することが大事になってきます。軽量化と言うと極限まで重量を減らそうとするウルトラライトスタイルもあれば、縦走用の50~70L+の大型ザックに入れるものを少し減らして軽くするという方法もあります。
ディバズでやるファストパッキングは、その間を取って、25~ 40Lのザックで縦走します。重さはベースウェイトは5~6キロに抑え、水と食料を全部入れて8~10キロに収めることを目指します(もちろん、日数、季節、場所、補給できるできないかなど、リスクとのバランスを考えながら軽量化します!)。
どこでもできます。
低山やロングトレイル、アルプスなど色々な山が舞台であり、普段、走ったり歩いたりしている山と同じフィールドでファストパッキングを楽しめます!あとは、最近、ファストパッキング要素が含まれたレースや大会などもあります。
例えば、日本では分水嶺トレイル(*)、白山ジオトレイル、OMMや、限られた超人しか出れないけれどトランスアルプスジャパン(TJAR)など。海外では、Tors Des Geants(トルデジアン)、PTL(*)やAndorra Ultra-Trail Euphoriaなどもファストパッキング要素を取り組んでいる長距離大会がどんどん増えています。
(*)ディバズ代表ポーリンも参加しています。分水嶺レポートはブログで読めます。
ディバズで企画しているファストパッキングは、トレイルランとテント泊縦走を組み合わせたものです。
もしトレイルランをやったことがなければ、まずは「ファンファントレイルラン」に出てみるのがお勧めです。もしテント泊をしたことがなければ、「テントむし山旅」に出てテントで寝てみたり、まずはテント泊縦走の基本を身に付けることがお勧めです。
ディバズのファストパッキングは、長時間、長距離は歩くことを目指しますが、スピード的にはハイペースで走るのではなく、歩いたり、下りや平らなところを時々ゆっくり走ったりするくらいのペースです。体力面では上記3つのトレランに出て大丈夫だったら問題ないです。もしくは、10キロ+の荷物を背負ってコースタイム内(山と高原地図)で山を歩けたら体力的にファストパッキングへの参加は問題ないはずです!
バックパック、軽量テント(もしくはツェルトか軽量シェルターなど)、寝袋、スリーピングマット、バーナーと鍋、レインウェア、防寒着、食料、水が必要です。ただできるだけ軽量化したいなら、ファストパッキングに適した装備を選んだ方が良い。
その選び方について、そして使い方については下記ワークショップ講習やツアーでお伝えします♪
ディバズで目指している<かもしかファストパッキング>はテント泊縦走、トレイルラン、地図読みなど、色々なスキルを総合的に必要とするイベントです。そして、アドベンチャー要素(夜間行動、バリエーションルート歩き、ビバーク)が含まれているからこそ、出かける前にまずは装備、体力、そして気持ちの準備をしっかりして頂きたいと思っています。3月から毎月ステップを踏んで、必要な知識を身に付けて経験を積めるようにスケジュールを組みました。ファストパッキングの経験がない方もゼロから学べます!
①ファストパッキング・ワークショップ: 日帰りワークショップの目的はファストパッキングを楽しむための「準備」です。実際にフィールドで色々な装備を見て、触って、使って、比べてみます。軽量化とリスクについて考えます。自分の装備を持っている方は見直してもらいます。
②ナビゲーション講習: かもしかファストパッキングでは地図読みスキルも必要になってきます。こちらの地図読み講習は、実際に山で日帰りファストパッキングをしながら地図読みの基本を学びます。
③かもしかオーバーナイト: 1泊2日のかもしかファストパッキングに出かけます!荷物を軽くして、いつもより長時間、長距離を歩く練習ができます。まずは近場の奥多摩へ!
④かもしかオーバーナイト with ナイトナビ: ナイトナビ要素が含まれた1泊2日のかもしかファストパッキングです!夜暗くなってから行動する場合の地図読みの講習もします。普段歩き慣れている高尾エリアも夜になるとまったく違う風に見えます。
⑤1泊2日ファストパッキング in 天子山塊: もう少し遠くへ足を伸ばして、UTMFの難所として有名になった「天子山塊」をファストパッキングスタイルで縦走します。
⑥2泊3日ファストパッキング in 奥秩父: 今年の最終目標は2泊3日のファストパッキング。奥秩父縦走路を歩きます!
※経験のある方は途中からの参加でも大丈夫です。体力的なレベルや難易度について質問などありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
※山の経験がない方は、まずは「テントむし」「ファンファントレイルラン」「ぐるぐるナビ」からのご参加がお勧めです。
今年の「かもしかファストパッキング」では、普段なかなか自分では体験できない、ちょっとアドベンチャー要素が含まれたワクワクの<山遊び>に出かけます!
日程 | 場所 | 内容 | 詳細 | |
① |
3/23(土) |
高尾エリア(東京都) |
ファストパッキングワークショップ |
|
② |
4/20(土) |
南足柄(神奈川県) |
ナビゲーション講習 |
終了 |
③ |
5/18-19(土日) ⇒6/8-9(土日)に変更になりました。 |
奥多摩(東京都) |
かもしかオーバーナイト ・テント泊/避難小屋 |
中止 |
④ |
7/27-28(土日) |
高尾エリア(東京都) |
かもしかオーバーナイト ・ナイトナビ |
- |
⑤ |
8/17-18(土日) |
冨士山/天子山塊(神奈川県) |
1泊2日ファストパッキング | - |
⑥ |
9/14-16(土日月) |
奥秩父(東京都・山梨県) |
2泊3日ファストパッキング |
- |
樺澤秀近(かばっち)
Hidechika Kabasawa
神奈川県出身。本職はシステムエンジニアだが、天文・スキー・マラソンと多趣味で、とりわけ砂漠ランナーとしてたびたびメディアでも取り上げられ、その世界では知る人ぞ知る有名人。これまで走った砂漠はサハラ(エジプト・モロッコ)、アタカマ、ゴビ、南極。2017年には、総距離566kmの北極圏レースも完走。2019年からは走りでなく冒険要素満載の歩きををリードする。
北村ポーリン
アドベンチャーディバズ代表。カナダ生まれ、カナダ育ちの日系3世カナダ人。2008年にアドベンチャーディバズを立ち上げ、「自然の中へ飛び出そう! 一歩踏み出して冒険しよう!」と初心者でも参加しやすいトレイルランニングやテント泊登山などの楽しい講習会やツアーを企画開催。個人活動(遊び!?)としてアドベンチャーレースへの出場経験は多数あり、OMM、分水嶺、PTLなど国内外の長距離トレイルレースにも積極的に参加。最新の道具(道具オタクです)を紹介しながら、リアルな経験に基づいた実践的なアドバイスなどをお伝えします。
木村大志
アドベンチャーディバズ若きスタッフ。秋田県鹿角市出身。2018年に新潟県妙高市にある国際自然環境アウトドア専門学校(INAC)を卒業し、「自然の中へ飛び出そう! 一歩踏み出して冒険しよう!」という生き方に賛同し、東京に飛び出してディバズに就職し、人生の新しい冒険が始まる。山デビューやファンファンのトレイルランニングのナビゲータースタッフとして活動中。抜群の体力と走力の持ち主であり、日々まじめにトレーニングに励んでいる。個人活動(遊び!?)はこれから(まずは仕事をしてください!(^^))。長時間、長距離のファストパッキングに重要なペース作りを担当します。