前回のブログで城ケ崎海岸から天城峠までの「伊豆半島ロングトレイル」の前半を紹介しましたが、今度は後半の前半、DAY 3~5のコースとツアー内容を紹介します。
まずはもう一度コースマップを見てみましょう。
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DAY 3 - 伊豆山稜線
緑色で「3日目」と書いていありますが、こちらが後半のスタートです。(1日目と2日目はこちらをクリック)
▼伊豆半島の「背骨」とも言える、北から南へまっすつ伸びる尾根(稜線)があります。「伊豆山稜線トレイル」と呼ばれ、明るい開けた登山道が延びています。
初日は戸田峠~達磨山~船原峠~塊の山~仁科峠と細かいアップダウンが沢山あり(ついでに木段も)峠を何個も越えていきます。ひとつひとつの山はそれほど大きくないけれど、この連続のアップダウンが地味にきいてくるのでペース維持が大事です!
▼右手には駿河湾、左手には相模湾、そして北側には富士山。あっち見てもこっち見ても絶景だらけ!
▼スーパー解放感ある伊豆山稜線。グリコマンに変身してしまうほどいい気分!
▼ただ、天候についてなければ、こういうことになってしまうこともありうる(^^;)
▼でも雨が降り、風が吹き、体が霧に包まれても心の中が明るければ大丈夫! ←テント泊縦走では装備だけじゃなくて心構えもとても大事。
▼夕暮れになって、霧が消えると稜線からこういう神秘的なシーンに出会えるかも★
伊豆山稜線のエリアは何十万年も前に陸上火山活動と長年の浸食で出来上がった地形。
今は小さくて、丸くて、何だかかわいい達磨山はじつは「大型火山」だったのだ!
景色に見惚れてないときは、そういう地形の成り立ちのストーリーもお話ししながら、コツコツと進みたいと思っています♪
ちなみに、この日の宿はテントではなく、稜線上の快適なコテージです♪ 景色素晴らしいですよ~
熱いシャワーもあるので、ロングな1日を歩き切った後、ゆっくりお休みになられます。
DAY 4 - 伊豆山稜線+猿山+丹野平
ページ上の地図に青い字で書いてあるのが伊豆半島ロングトレイルの4日目。
仁科峠から伊豆山稜線の続きを天城方面に向かって歩きます。
後藤山、猫越岳、三蓋山と分かりやすいトレイルを進む。ここを過ぎてから伊豆山稜線トレイルから外れて、地形図とコンパスのアドベンチャーなバリエーションルートに突入!
▼間違った方向の尾根に引っ張り込まれやすい地形なので、ナビゲーターもここでは地形図とコンパスを出してしっかり確認しながら進む。ちなみに「気持ちがいい平な広いエリア」ではのびのびと寝っ転がる予定。そして「HOTDOG」とは、、、行ったら分かります。
▼登山道があるようなないような・・・(コンパスで方向を確認しながら下りる必要あり!)
▼障害物も色々越え、
▼幻の猿山に無事到着!
▼猿山からの急な下りもアドベンチャーが続きます!ここはみんな集中して真剣に下ってもらいます。
▼林道までやっと下りきった後。緊張感も抜けてほっとする一時。
しかし、ここで気合を入れ直してくださいません。まだ先があります!
林道を歩いて、また地形図を見ながら丹野平へショートカット。昔は遠足などで賑わっていた公園のような広い開けた山頂だけれど、淋しいことに今はもうほとんど誰も行かない「誰も知らない山」となってしまっている。お陰様で、この素晴らしい360度のパノラマは私たちだけで一人占め!
▼見てくださいよ、この青空とパノラマ!
あーもうここでテント張りたい!
でも水もトイレも何もないので、とりあえずかなりアドベンチャーな「遊歩道」コースで下山します。
今日は宿は古い小学校を宿に改造した「やまびこ荘」。今日も温泉あります♪
DAY 5 - 宝蔵院&長九郎山
この日は地図上では紫色の5日目。
今までは松崎から長者ヶ原から雲見に下りたり、岩地~石部~雲見の三浦ルートを辿ったりしたけれど、今回はじつはアドベンチャーディバズとしてのNEWルートです!
スタートは参道の両側と中心に180体の「野の仏」がズラリと並んでいる宝蔵院。弘法大師が密教の霊場として開き、室町時代には大霊場として栄えた。今はこの静寂さはちょっとコワイような、もしかして人によってスピリチュアルな場所である。
そこからGW中にきっと満開になる(なってほしい!)シャクナゲを狙って、濃いピンクのアマギシャクナゲの群生地で有名な長九郎山を登ります。
▼こちらが下見の写真です。
前の2日間は長い距離を歩いたので、こちらのコースはわりと短く、時間もゆったり。
今日のゴールはまた贅沢にとても快適な温泉♪
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